旅行業倒産件数、上半期は24件−大型倒産はグッドラックツアー

  • 2010年7月9日
 東京商工リサーチ(TSR)によると、2010年1月から6月までの上半期の旅行業倒産件数は、24件(前年:25件)、負債総額は29億1000万円(同:46億7200万円)となった。TSRによると、件数、負債総額ともに減少しており、日本航空(JL)の経営破綻などにより倒産の増加も見込まれたが中小企業金融円滑化法の効果が倒産を押し下げたと分析している。上半期の大型倒産は負債総額11億1200万円のグッドラックツアーを始め、負債7億円のサン太陽トラベル、負債1億5000万円のハワイコネクションなどがある。また、宿泊業の倒産件数は53件(同:69件)で、負債総額は407億7500万円(同:834億2100万円)と大きく減少した。

 6月単月では、旅行業の倒産件数が2件(前年:1件)で、負債総額は11億3700万円(同:7億円)であった。宿泊業の倒産件数は7件(同:9件)、負債総額は28億3700万円(同:102億7100万円)となった。