全日空、エアーニッポンネットワークなど3社合併−「ANAウィングス」に

  • 2010年7月1日
 全日空(NH)の連結子会社であるエアーニッポンネットワーク(AKX)、エアーネクスト(NXA)、エアーセントラル(CRF)の3社は、5月30日に開催した各社の取締役会で、3社が合併することを決議した。これは、2010年度と11年度を対象年度するNHの経営戦略で掲げたもの。ボンバルディアDHC−8型機とボーイングB737型機の小型機を運航する3社を合併することで事業を効率化。それにより航空事業全般の環境変化に柔軟に対応し、変動に強い事業構造をNHグループ全体で構築することが目的だ。

 合併期日は10月1日の予定で、AKXを存続会社として吸収合併し、NXAとCRFは解散。また、合併と同時にAKXの社名を「ANAウィングス」に変更する予定。ANAウィングスは小型機による地方路線の運航を担う。

 なお、NHでは4月にエアージャパン(AJX)とANA&JPエクスプレス(AJV)の合併を決議しており、7月1日付けの合併を予定している。今後の計画では、2011年度にNHとエアーニッポンを合併して3社体制とする方針だ。


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