楽天トラベルと韓国観光公社、共同で業務推進へ−FITと地方の活性化ねらう
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KTO社長の李参氏は2010年から2012年までの「地方にFITが行くように、コンテンツを提供していきたい」と地方の多様な魅力を訴求し需要の創出に注力する方針を述べた。なかでも2010年が「忠清訪問の年」であることから今年9月に「百済文化団地」がオープンする忠清南道の扶余や、昔からの儒教文化が体験できる安東などの地方を取り上げていくという。
楽天トラベル代表取締役社長の岡武公士氏も「上海万博で上海が追い上げているものの、韓国がもっとも好調な地域」とし、韓国市場に期待を見せる。今後はダイナミックパッケージのオプショナルを増やす予定で、韓国のランドオペレーターと協力し、独自の現地ツアーを造成するとともに、韓国高速鉄道などの地方への交通手段の予約についても取り組んでいく計画だ。さらに、韓国に会員専用のコールセンターを立ち上げ、地方に行く際の手配など対応していくという。
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