「商習慣」調査を早期実施へ−OTOA大畑会長、「良い意味で変化必要」

OTOAでは、2007年に1度商習慣に関する調査を実施。BRICSなど新興市場の観光需要が大きく拡大する中で、同年のJATA国際観光会議でもテーマとして取り上げられるなど「(見直しの)機運が高まった」(速水氏)。しかし、経済危機などにより需要が低迷した結果、現在は切迫感がなくなったという。

その上で、大畑氏は、旅行会社とオペレーターだけでなく、ホテルやレストラン、ガイドなどが、日本の商習慣の良い部分を残しつつ、連携して「良い商品」を提供すること、「良い意味で変化すること」が生き残りにつながると訴えた。
なお、調査では商習慣だけでなく、インバウンドへの取り組みの可能性など、OTOAの在り方などについても意見を集約する考えだ。
▽関連記事
◆OTOA新会長にサイトラベル大畑氏、「商習慣」見直しにも意欲(2010/06/03)
◆日本の旅行業界の商習慣、グローバル化に対応を−対等関係が原則(2007/09/18)