スカンジナビア政観、冬場の集客増に積極姿勢−日本人宿泊が増加傾向

また、2009年10月から2010年3月までに限定すると、デンマーク9.3%増、ノルウェー22.2%増、スウェーデンがわずかに減少し0.5%減と、全体では8.5%の増加という結果となった。昨年から展開しているテレビや雑誌などのメディア露出や、mixiやツイッターといったダイレクトコンシューマーへの働きかけが奏功しているようだ。
ただし、泊数統計の72%は夏場の半年間で占めていることからスカンジナビアが夏のデスティネーションとして認知されていると分析。今後は、「冬場のシェアを40%くらいまであげたい」と目標を述べ、引き続きメディアやウェブを利用して冬のスカンジナビアの魅力をさらに伝えていく。

このほか、カーボンオフセットプログラムや代替ジェット燃料開発など、環境への取り組みに注力しているスカンジナビア航空(SK)を活用した視察旅行や、オーロラ観賞の沿岸急行船「フッティールーテン」の利用を提案。また、消費者向けにはSK機内で撮影されたものをテーマにフォトコンテストを開催する。