欧州エキスプレスは6月8日、携帯電話向けウェブサイトからヨーロッパ鉄道の手配を可能とするシステムを稼働する。同社によると、消費者からの要望があったほか、鉄道乗車券のEチケット化の流れなどを見込んだ。ユーロスターやTGV、氷河特急など7つの高速列車から取り扱いを開始。旅行会社のサイトや旅行情報サイトなどと提携し、アフィリエイトで販売の増加をめざす方針だ。

　取り扱う列車は、ユーロスター、タリス、TGV、ICE、ユーロスターイタリア、AVE、氷河特急。これらは、日本市場での認知度の高さから選択したという。このほか、鉄道パス保有者割引運賃の検索と予約も可能。また、早割り料金も取り扱う。

　今後はホテルトレインやユーレイルパス、韓国レイルパス、USAレイルパスなども販売できるようにする方針。また、簡単な列車案内や写真を閲覧できるようにし、その列車のイメージをしやすくする機能の開発も予定している。