日本旅行業協会（JATA）は6月2日、第17回ツアーオブザイヤーとJATAツーリズム大賞2010の実施概要を発表した。6月4日にウェブサイトや運営事務局を開設し、9月の国際観光会議と世界旅行博2010の場で発表する予定。

　ツアーオブザイヤーは、2009年7月から2010年6月までに催行された募集型企画旅行を対象に、パッケージ旅行、市場拡大貢献、デスティネーション開発などの部門で表彰。さらにその中でも優れたものを、国土交通大臣賞と観光庁長官賞とする。

　応募は、今年はパンフレットを作成しないため、専用サイトから応募用紙をダウンロードして7月16日までに運営事務局に提出する必要がある。審査は日本旅行作家協会会長の兼高かおる氏らが担当するが、今年から新たに一般消費者からも投票を受け付けてポイントとして反映する。

　また、JATAツーリズム大賞2010は、年間を通じてデスティネーションのプロモーションや旅行需要喚起に貢献した企業や団体、個人のうち、貢献度の高いものを表彰するもの。観光局部門のほか、パブリシティ部門として、旅行振興に貢献しているタレント、新聞・雑誌などで旅行需要喚起に貢献した企業、団体、個人を表彰する。