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クラブツーリズム、クルーズ専門支店を開設−商品集約し幅広い層の取込みへ

  • 2010年6月2日
 クラブツーリズムは6月1日、クルーズ専門支店「クルーズワールド旅行センター」を開設した。1店舗に集約することで、カジュアルからハイグレードまでの商品ラインナップを充実させて幅広い顧客層を取り込むねらい。また、クルーズに関する専門知識が豊富なスタッフもそろうことから細部までケアできるという。

 これまでは方面ごとに首都圏の各支店が商品を企画、販売していたため、クルーズ商品へのニーズが分散してしまっていた。現在、同社が販売する海外旅行のうち、クルーズ商品は5%程度。早い段階で10%まで倍増させる考えだ。将来的には国内商品も取り扱う予定だが当面は海外商品のみとなる。

 取り扱う商品は各支店で取り扱っていたカジュアルクルーズやクルーズを含めた商品のほか、以前丸の内倶楽部で取り扱っていたハイグレードの豪華ラグジュアリー商品、世界一周クルーズなどさまざま。今後は取り扱う船を増やすなど新たな商品造成も視野に入れている。また、海外商品がメインであるものの、5年前から実施する飛鳥IIのチャーター企画は継続する。2010年は土佐・龍馬であい博にあわせ「錦秋の土佐 よさこいクルーズ」を予定している。

 このほか、オープンを記念して顧客向けの船内見学会を開催。7月22日にはにっぽん丸、翌23日には飛鳥IIで実施する。新聞広告や6月10日に発送する旅の友で消費者への認知度向上をはかる。

 なお、クルーズワールド旅行センターには支店長の峯村直子氏を含め19名を配置しており、このうち10名がクルーズコーディネーターの有資格者。今後さらに資格取得を推進していく。