ルフトハンザ、A380の新ファーストクラス公開−「静かさ」追求

  • 2010年5月26日
 ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)は5月20日にエアバスA380型機の第1号機を受納し、新ファーストクラスを公開した。新シートは全長2.07メートル、幅80センチメートルで、商業用旅客機としては初という加湿器や時間にあわせて自動調節するライトなどを備えた。また、開発段階から顧客の協力を得て要望を反映し、完全な個室ではなく広く開放的な座席とし、利用者が自由に仕切りを使えるように設計した。

 また、特に最も要望が高かったという静寂性については、吸音機能付きカーテンでファーストクラスを仕切ったほか、機材の外壁にも遮音素材を使用。さらに防音カーペットで足音も防ぎ、世界で最も静かなファーストクラスを実現したという。このほか、化粧室もファーストクラス利用者専用の着替え用スペース付きのものを用意した。

 なお、ビジネスクラスやエコノミークラスの快適性も向上しており、エコノミークラスでは足元の空間が5センチメートル拡大した。