日本航空（JL）は利用料金ごとにマイルを加算する携帯電話「JALマイルフォン」サービスを2010年6月1日から開始する。顧客サービス向上を目的に実施するもので、メインターゲットは日常的にマイレージサービスを積極的に利用している「マイラー」。なかでもJALマイレージバンクやJALカードの会員だ。さらに、携帯電話という日常的に使うツールでマイルがたまることから、今までマイルに関心がなかった客層に対してもサービスをアピールしていく方針だ。

　JALマイルフォンサービスでは、携帯電話の基本的なサービスのほか、JALマイルフォンオリジナルの割引も設定。毎月の利用額に応じてマイルを加算し、JALカードでの支払いには100円ごとに最大7マイルを加算するのが特徴だ。さらに専用のモバイルアプリやモバイルサイトも開設。JLの国内・国際線の空席照会や予約、購入ができるほか、JLからのキャンペーンなどの情報を随時提供する。携帯電話端末は公式ウェブサイトでの直販のみとし、販売費用を大幅に軽減する。すでに販売を開始しており、初期ラインナップとして5機種19色を用意。「JALマイルフォン誕生記念キャンペーン」として、5月18日から7月31日までの契約者を対象に、1000マイルのプレゼントや抽選でハワイ旅行や国内線往復航空券が当たるキャンペーンも実施する。

　なお、このサービスはインフォニックスのMVNO（電気通信事業者）プラットフォーム「SELECT MOBILE」を基盤とし、JALがマイルおよびコンテンツを、KDDI（au）がインフラを提供するもの。利用者はauと同じサービスエリアで利用できる。