JTB九州、アウトドアフィットネス事業開始、スポーツツアー潜在客の期待も

  • 2010年5月18日
 JTB九州はアウトドアフィットネス事業を開始し、5月10日に「Way大濠アウトドアフィットネスクラブ」をオープンした。スポーツ施設などの経営運営開発に関するコンサルティングを事業とするBEACHTOWN(ビーチタウン)をパートナーとし、JTB九州が施設の賃貸や運営、会員募集、広報活動を、ビーチタウンがプログラム運営や施設・スタッフ管理などを担当する。同施設はシャワーとロッカーとヨガスタジオのみを設置し、ヨガのほか屋外でのランニングやウォーキングなど有酸素運動とコンディショニングプログラムによる健康づくりのメニューを提供する。

 JTB九州ではアウトドアフィットネスについて、街中や公園、水辺など自然要素を最大にいかした活動であり、これまでレジャーやイベントととらえていたアウトドアの活動を人のライフスタイルと結びつけるアクティビティととらえる。三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、スポーツ用品の購入や施設利用などを対象とした国内のスポーツ参加市場規模は4兆314億円で、スポーツをする市場が8.2%増と増加している。全国のランニング人口は770万人、ウォーキング人口は4000万人といわれており、JTB九州では同施設の会員に対してホノルルマラソンなどのスポーツツアーの告知を実施するなど、旅行事業の潜在客としても期待。会員向けのツアーの企画なども検討していく。初年度は500名の会員獲得を目標としている。