スターフライヤー、2009年度は減収も初の黒字達成、10年度は増収増益へ

  • 2010年5月18日
 スターフライヤー(7G)の2009年度(2009年4月1日〜2010年3月31日)の決算は、営業収入が前年比3.6%減の169億6500万円となったものの、営業利益は5億6100万円(前年:9300万円の黒字)と大きく増加、経常利益は2億9400万円(前年:4700万円の赤字)、当期純利益は2億7800万円(前年:7400万円の赤字)で、就航4年目で初の黒字達成となった。景気の低迷や新型インフルエンザの発生により、旅客需要が減少し、旅客収入は6.6%減となったが、羽田/関空線は7.2%増となった。一方、費用面では燃油費の高騰が収束して燃油費が減少したほか、円高推移によって外貨建て費用が減少し、営業費用が6.3%減となった。

 今後はすでに発表した中期経営計画のもと、黒字体質を確固たるものとし、安定した航空運送事業の遂行に努めていく。2010年度は、営業収入が3.1%増の175億円、経常利益が2.0%増の3億円、当期純利益が0.7%増の2億8000万円を見込んでいる。


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