日本旅行は5月6日、大宮支店2階にヨーロッパデスクをオープンした。添乗員による完全予約制の個別相談や、ヨーロッパ旅行に関する定期的な説明会を開催する。オープンにあわせて来店した同社代表取締役社長の丸尾和明氏は、「店舗サービスに対してお客様が望むものは何かをよく考え、大宮支店が日本旅行のモデルケースになってもらいたい」と挨拶した。個別対応とすることでニーズをくみとり販売拡大につなげるねらいだ。

　日本旅行では、2008年11月にヨーロッパツアーを専門に取り扱うヨーロッパプラザを新宿支店に開設後、2009年には関西4店舗にヨーロッパデスクを設置している。大宮支店を加えると全部で6支店での展開となる。大宮支店支店長の阿部井正氏によると、「これまでも月に2回程度の少人数の説明会を3年間続けてきており、ヨーロッパの販売シェアはあがってきている」という。こうしたなか、より気軽に個別に相談したいという顧客の要望もあり、それに応えるかたちでオープンに至った。阿部井氏は、「個別相談することでさらにシェアを伸ばしていきたい」と話しており、空席状況や予約状況などの紹介もまじえながらより細やかに対応していく考えだ。

　なお、オープンを記念して6月30日までにヨーロッパのツアーを申し込んだ人にはカタログギフトをプレゼントするキャンペーンも実施する。


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