欧州便、現地18日は欠航2万便規模の見込み−空域封鎖24ヶ国に拡大<続報>

現地時間4月18日12時30分(日本時間同日19時30分)現在、空域のすべて、または一部での運航が制限されている国は24ヶ国(下表参照)。現地時間17日16時30分(日本時間23時30分)からはスペイン北部が加わっており、依然として事態が収束に向かう様子は見られない。ただし、南欧のポルトガル、スペインの一部、バルカン半島南部、イタリア南部、ブルガリア、ギリシャ、トルコは制限されていないという。
19日の日本発着路線では、日本時間4月19日01時現在(以下すべて同じ)日本航空(JL)がロンドン、パリ、アムステルダム、ミラノ、フランクフルト、モスクワへの便の欠航を決定。各空港出発の復路便については19日朝までに決定する予定という。全日空(NH)ではロンドン、パリ、フランクフルトの各路線について往復とも欠航を決定。20日についても、「運航は大変厳しい見込み」としている。
他の航空会社でも、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)とオーストリア航空(OS)は日本時間19日21時まで、スイス・インターナショナル・エアラインズ(LX)は同日22時まで欠航を決めている。このほか、ヒースロー空港が19日16時まで、アムステルダム・スキポール空港が無期限、ヘルシンキ空港が20日06時までの離発着停止を決めており、好転の兆しはない。ただし、火山灰の広がり方によって運航できるケースもあり、エールフランス航空(AF)では、19日にトゥールーズ発香港着を含む7便の長距離線を運航する計画だ。
※訂正案内(編集部 4月20日 14時50分)
訂正箇所:第1パラグラフ
誤:1日あたり2億米ドル(1兆8400億円)
↓
正:1日あたり2億米ドル(約184億円)
▽関連リンク
(日本企業のウェブサイト以外はすべて英語)
【航空管制当局】
ユーロコントロール
英国管制サービス
【空港会社】
成田国際空港
関西国際空港
中部国際空港
ヒースロー空港
シャルル・ド・ゴール空港
フランクフルト空港
スキポール空港
ヘルシンキ空港
ブリュッセル空港
【航空会社】
日本航空
全日空
ルフトハンザ・ドイツ航空
オーストリア航空
スイス・インターナショナル・エアラインズ
エールフランス航空
KLMオランダ航空
アリタリア・イタリア航空
ブリティッシュ・エアウェイズ
ヴァージン・アトランティック航空
フィンエアー
スカンジナビア航空
トルコ航空
エミレーツ航空
エティハド航空