KNT、オーストリアでバス事故−4月11日、2名けがも命に別条なし

  • 2010年4月13日
 近畿日本ツーリスト(KNT)によると、オーストリアのリンツ近郊で現地時間4月11日、ホリデイの参加者38名と添乗員2名を乗せたバスがトラックに衝突する事故が発生した。添乗員からの報告では、チェコのチェスキークルムロフの観光後、ウィーンへの移動中に前方を走るトラックに衝突したという。原因は現地警察が調査中。事故後、40名全員が病院に搬送され、添乗員を含む2名が検査入院したが命に別条はないという。すでに現地時間4月12日に退院し、ツアーに合流している。

 ツアーは4月7日出発の「東部ドイツと中欧4カ国周遊10日間」と4月9日出発の「プラハ・ウィーン・ブダペスト8日間」で、いずれも成田発着。参加者は首都圏や関東、東北、中部などの20代から70代で、男性が17名、女性が21名だ。

 KNTでは、日本時間4月11日午前12時40分に現地手配会社から事故の一報が入り、同12日午前2時30分に添乗員から事故状況を聴取した。対応として、事故当日はウィーン泊の予定であったがリンツ泊に変更したほか、現地係員を病院に派遣。さらにKNT社員2名も4月13日にウィーンに向かう予定だ。なお、ツアーを継続するか中止するかは参加者と相談して決定する方針。