JTB法人東京、医療機関向け専門デスクを設置−宿泊施設とのタイアップも

  • 2010年3月30日
 JTB法人東京はこのほど、JTBモチベーションズと連携して医療機関向けの専門デスクを開設、ホスピタルバリュープログラムの企画、販売を実施する。JTBとして長年蓄積してきたホスピタリティ産業での知見をもとに、病院勤務者の満足(ES)から患者の満足(PS)まで、幅広く支援するもの。現在のワーク・モチベーションの高さや傾向を分析する調査や、その結果にもとづくコンサルティングサービスを提供するほか、ホスピタリティに定評のある旅館やホテルとタイアップし、接遇や応対を教授するプランも企画。ホスピタルバリュープログラムで、2010年度に30の医療機関の取扱いをめざす。

 コンサルティングサービスでは、職場の活性化とチーム医療の実行力強化、質の高い医療や看護を全職員で展開するために必要な施策や研修について提案するホスピタリティ診断も用意する。宿泊施設とのタイアップ企画を既に体験した病院関係者からは旅館と病院が職場環境や課題について共通する点が多いことから、おもてなしに対する取り組みが病院でも非常に参考になるという評価を受けたという。今後は医療観光分野でのコーディネーターの役割とともに、病院の国際化支援など事業の拡大をめざす。