成田、2012年までに27万回へ、LCC専用施設も検討−需要は2%増予測
成田国際空港(NAA)は2010年度から2012年度を対象とする中期経営計画を策定した。現中期経営計画で発着枠の拡大や都心からのアクセス改善などが実現したことから、航空業界の厳しい環境や政府の航空政策の転換に対応しつつ、首都圏と東アジアの国際拠点空港としての進化をめざす。特に、発着枠については地元の理解を得ることを前提に30万回をめざし、2012年度までに27万回への拡大を実現することを最大のテーマに設定。また、チャーター便の誘致や離着陸禁止時間帯の短縮のほか、格安航空会社(LCC)やビジネスジェットへの対応も進める方針だ。
一方、需要予測は経済環境や日本航空(JL)の再建など不確定要素が多いことから、2012年度で発着回数が21万6000回、総旅客数が3450万人とした。発着枠の目標27万回に比べて控えめな予測だが、アジア地域の航空情勢の変化や機材の小型化などにより、需要・発着枠とも増加する可能性を前提としつつ、堅実な数値を設定したという。
具体的な取り組みとしては、27万回に向けてB滑走路西側誘導路と横堀地区エプロンを整備。また、航空網の充実のため、チャーター便の誘致による閑散時間帯の発着枠の有効活用を含めて、空港プロモーション・マーケティング体制の強化もはかる。国内フィーダー路線の充実もめざす。
また、空港の利便性向上の一環として、LCCやビジネスジェットなど多様な需要に柔軟かつ効率的に対応するため、LCCなどと対話を進めて専用施設やインセンティブの設定を検討する。また、MCTの短縮などの取り組みも進める。
なお、30万回については、2014年までに施設面の整備を終えたい考えだ。
一方、需要予測は経済環境や日本航空(JL)の再建など不確定要素が多いことから、2012年度で発着回数が21万6000回、総旅客数が3450万人とした。発着枠の目標27万回に比べて控えめな予測だが、アジア地域の航空情勢の変化や機材の小型化などにより、需要・発着枠とも増加する可能性を前提としつつ、堅実な数値を設定したという。
具体的な取り組みとしては、27万回に向けてB滑走路西側誘導路と横堀地区エプロンを整備。また、航空網の充実のため、チャーター便の誘致による閑散時間帯の発着枠の有効活用を含めて、空港プロモーション・マーケティング体制の強化もはかる。国内フィーダー路線の充実もめざす。
また、空港の利便性向上の一環として、LCCやビジネスジェットなど多様な需要に柔軟かつ効率的に対応するため、LCCなどと対話を進めて専用施設やインセンティブの設定を検討する。また、MCTの短縮などの取り組みも進める。
なお、30万回については、2014年までに施設面の整備を終えたい考えだ。