フジドリームエアラインズ、JAL撤退4路線を承継−コードシェアに向け検討

  • 2010年1月15日
 フジドリームエアラインズ(FDA)は、静岡発着の札幌線と福岡線、松本発着の札幌線と福岡線の開設を決定した。この4路線は、日本航空(JL)が再建をめざすなかで運休を決めた路線で、いずれもJLの運休にあわせて就航する。運行開始予定日は静岡線が4月1日、松本線が6月1日。使用機材は座席数76席のエンブラエルERJ170型機もしくは84席の同175型機だ。便数や運航スケジュールは、静岡線は1月末、松本線は3月末に発表する予定で、予約受付は静岡線が2月1日、松本線が4月1日から開始する。

 また、FDAとJLは1月13日、航空運送事業での業務協力とコードシェア運航の検討に向けた基本合意書を締結。これは、JLがネットワークの維持をめざすうえで、2社が同一機材(ERJ170型機)を運航しているなど共通点があることから、協力関係の構築をめざすもの。検討内容としては、FDAの路線についてコードシェア運航を検討するほか、運航・整備に関する技術的な業務協力、空港ハンドリング、営業・販売に関する業務協力も検討する。協議を早々に開始し、コードシェアについては早期の開始をめざす方針だ。


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