全日空、11月の国際線旅客数は10%増の35万人−レジャー需要が堅調に推移

  • 2010年1月12日
 全日空(NH)の2009年11月の国際線旅客数は、前年比10.8%増の34万8368人となり、8月から4ヶ月連続でのプラス推移となった。NH広報室では、2008年のリーマンショック以降低迷していた需要が景気回復の傾向にあわせてゆるやかに戻りつつあると分析、特にレジャー需要が堅調に推移しているとみている。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は8.4%減と絞ったところ、旅客需要を表す有償旅客キロ(RPK)は13.4%増となり、利用率は15.3ポイント増と比較的高い79.6%となった。

 路線別では、旅客数が全方面で前年を上回り、利用率も全て2桁増で推移した。特に、北米方面の旅客数は全体で4.0%増の6万8445人だったものの、ロサンゼルス線とサンフランシス線が好調で、エコノミークラスのみだと約20%増でプラスに推移しているという。このほか、ヨーロッパ方面は13.2%増の3万8666人ともっとも増加率が高く、アジア・オセアニア方面は12.5%増の24万1257人ととなった。詳細は下表を参照のこと。