全日空、代理電話サービスを開始、障がい者向けのサポートを拡大

  • 2010年1月7日
 全日空(NH)は2月1日から、聴覚や言語に障がいのある利用者向けにNH専用の「代理電話サービス」を開始する。福祉ソリューション事業を手がけるプラスヴォイスの協力で実施するもの。利用者がプラスヴォスのスタッフとテレビ電話やファックス、メール、PCチャットなどでやり取りし、プラスヴォイスのスタッフが音声電話で予約や問いあわせをする。これまでNHでは国内線の予約ファックスサービスやインターネットなどでの手続きに限定されていたが、今回のサービスを利用することでよりスムーズに意思の疎通が可能となる。一方、同サービスの開始にともない3月末をもって、ANAファックス予約サービス(国内線)は終了する。

 NHではバリアフリーの推進を含むユニバーサルサービスの実現に力を入れており、今後も各種サービスを拡充する考え。今回のサービス開始に先立ち、1月5日には、ANAホームページのコンテンツ「おからだの不自由なかたへの空の旅へのお手伝い」を全面リニューアルした。