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JOPA、九州マーケット拡大貢献を評価−クルーズ・オブ・ザ・イヤー2009で

  • 2009年12月21日
 日本外航客船協会(JOPA)は18日、「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2009」の授賞式を開催した。クルーズ・オブ・ザ・イヤーは、オリジナリティーがあり、クルーズマーケットの拡大に貢献したクルーズ旅行商品を造成、実施した旅行会社などを表彰するもので、今回が2回目となる。対象となるJOPAおよび日本旅行業協会(JATA)加盟会社から10点の応募・推薦があり、選考の結果、JTB九州、西日本新聞社、郵船クルーズによる、「燦くる〜ず2009飛鳥IIで航く紅葉の日本一周クルーズ」がグランプリを獲得。また、もっともクルーズが似合うカップルに贈られる「ベストクルーズカップル」には、宇崎竜童・阿木耀子夫妻が選ばれた。

 グランプリを獲得した「燦くる〜ず」は、クルーズ元年である1989年から19回にわたり博多発着のチャーターとして実施してきた。地方港発着クルーズの成功例であり、九州エリアにおけるマーケット拡大に貢献してきた実績が高く評価されたもの。また、今年は韓国からの集客にも成功し、国際交流の場としてクルーズの可能性を示したことも前向きに捉えられた。JTB九州取締役企画総務部長兼営業部長の甲原和幸氏は、「九州というマーケットで19年間続けてこられたことを、お客様に感謝したい。今後も新しい時代にマッチした商品作りを行っていきたい」と語った。

 一方、優秀賞に選ばれた読売旅行クルーズ部、NHKプロモーションによる「今世紀最大の皆既日食観測クルーズ5日間」)は、晴天域に自由に移動できる船の利点を活かした点、企画内容が従来のレジャークルーズの枠を超えた点が評価された。同じく優秀賞に選ばれた「2009皆既日食クルーズ」(日本旅行神戸支店、兵庫県立大学)は、大学の公開講座とタイアップすることで、生涯学習型クルーズを実現したこと、地方港(姫路)発着クルーズの成功例であることなどが評価された。

▽クルーズ・オブ・ザ・イヤー2009 受賞作品

・グランプリ 「燦(きらめき)くる〜ず2009飛鳥IIで航く紅葉の日本一周クルーズ」
受賞者:JTB九州、西日本新聞社、郵船クルーズ

・優秀賞 「ぱしふぃっくびいなすチャータークルーズ今世紀最大の皆既日食観測クルーズ5日間」
受賞者:読売旅行クルーズ部、NHKプロモーション

・優秀賞 「ふじ丸チャータークルーズ2009年皆既日食クルーズ」
受賞者:日本旅行神戸支店、兵庫県立大学

・特別賞 「MSCファンタジアで航く地中海・北アフリカ7都市周遊クルーズ10日間」
受賞者:PTSクルーズ&レジャー事業部

・特別賞 「高知県」
受賞者:高知県

・ベストクルーズカップル 「宇崎竜童・阿木燿子夫妻」