アメリカン航空CEOアーピィー氏、JL支援の優位性を前原国交相にアピール

  • 2009年12月17日
 アメリカン航空(AA)会長兼最高経営責任者(CEO)のジェラルド・J・アーピィー氏は12月16日、国土交通大臣の前原誠司氏と会談した。アーピィー氏は同日に開催した記者会見で「有意義で強固な会談ができた」とアピール。会談の詳細は明かさなかったものの、日本航空(JL)を支援する上でのAAの優位性や、JLとAA双方のメリットについて訴えたようだ。

 アーピィー氏は会見で、JLがスカイチームに加盟した場合にアライアンスの競争バランスが偏るとし、「本来オープンスカイとは競争を促すためのもの。意味をなさなくなってしまう」と言及。その上で、「重要なのは長期的な視野で考えること」と話し、JLにとっても現状のネットワークを維持しつつ、AAが強みを持つラテンアメリカなどへの路線網を利用して拡大することがメリットだと訴えた。


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