JTB中部、年末年始の海外旅行予約は17%減−韓国、中国は2桁増で推移
JTB中部が取りまとめた年末年始の中部地区の予約状況で、海外旅行の取扱人数は前年比17%減で推移している。カレンダーの日並びの悪さや、中部国際空港の国際線座席供給量が前年と比べて約15%減少していることなどが影響したとの分析。JTB中部では今後、燃油サーチャージ額の値下がりや円高などで、今が「行き時」であることをアピールし間際需要の取り込みをめざす方針だ。
方面別では、国内外ともに短い旅行日数で行くことのできる近距離方面が人気で、海外は韓国やグアム、サイパン、ハワイが上位を占める。伸び率が高いのは韓国、中国、ハワイ。韓国は2008年11月から人気が継続しているほか、中国は前年に地震や食の問題で需要が落ちていた反動だ出た。ハワイは燃油サーチャージ額の値下がりで割安感が高まったことが要因と分析する。一方、ヨーロッパは苦戦しており、日並びの悪さだけでなく、日本航空(JL)の中部/パリ線が運休となったことが影響している。なお、出発日のピークは1月3日、2日、4日で、年末年始のピーク期をずらして少しでも値頃感のある出発日を選ぶ傾向が高まっているという。
国内旅行は、沖縄や北海道などのロング方面が減少する一方で近場の宿泊プランが前年並みに推移している。取扱人員がもっとも多いのは東京ディズニーリゾートで、次いで東海、北陸と続いた。また、日帰り旅行へのシフトが発生し、日帰り商品は9%増となった。
なお、これらの数値は12月23日から1月3日までの期間を対象としており、海外は11月27日、国内は11月28日現在のもの。パッケージツアーの予約状況は、海外がルックJTB名古屋発、国内がエースJTBのものだ。
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◆年末年始の海外旅行は4.1%減予想、近場が堅調−JTB調査、国内は2.5%減に(2009/12/07)
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なお、これらの数値は12月23日から1月3日までの期間を対象としており、海外は11月27日、国内は11月28日現在のもの。パッケージツアーの予約状況は、海外がルックJTB名古屋発、国内がエースJTBのものだ。
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