JALスカイチーム移籍、大韓航空とのすみわけ不可能−AAアジア太平洋社長

その上で、DL側の提案では「すべてのリスクがJLにかかっている」と強調。例えば「JLとDLではATIを認められない可能性が非常に高いが、DLはすでにKEと提携しており、JLとのATIが却下されても仁川という別の選択肢が残る」とし、「DLはこの点を説明していないが、JLにとって、あるいは日本の国益にとって考えなければならない問題」と訴えた。
また、DLが欧米からの送客数をAAの4倍にできると主張していることに対しては、「質は量より重要」と言及。「太平洋線において、我々は1マイルあたりの売り上げがDLよりも6%から7%高い。我々はシカゴやダラスを持っているが、ソルトレイクシティやミネアポリスよりも重要な市場だ」と語った。
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