カンタス航空、国内6都市に次世代チェックインシステム導入へ、パースから

  • 2009年11月19日
 カンタス航空(QF)は国内の主要6空港の国内線において、次世代チェックインシステムを導入する。これはQFの「未来の空港計画」構想に基づくもの。新システムでは、QFのフリークエントフライヤーカードにインテリジェントチップを組み込み、搭乗券として利用。パーマネントラゲッジタグにもリンクさせることで、専用カードリーダーにカードを通すだけでチェックインが終了し、その後は手荷物カウンターへ行くか、セキュリティチェックを受けることになる。これにより、チェックインに必要な時間が半分に短縮する見込みだという。

 新チェックインシステムは、国内線でビジネス客が多く、運航頻度が高いシティフライヤーが就航するパース、シドニー、メルボルン、ブリスベン、アデレード、キャンベラに配備する計画で、まずは2010年半ばにパースに導入。その半年後にはシドニー、2011年中にその他の就航都市に設置する。利用対象者はカンタス・フリークエントフライヤーのシルバー会員からプラチナ会員とカンタスクラブの全会員。ブロンズ・フリークエントフライヤー会員や対象以外の搭乗客に対しては、セルフチェックイン機の設置や迅速な手荷物預かりシステムを導入し、改善していく予定だ。