JTBグローバル、高山と金沢で着地型ツアー設定、増加する訪日個人客に対応

  • 2009年11月6日
 JTBグローバルマーケティング&トラベルは、英語ガイドが付いた高山発の白川郷を経由する1日ツアーと金沢市内発着の半日ツアーを発売する。同社の着地型ツアーは、訪日客が日本に到着後に購入することを想定しており、これまでは東京、名古屋、京都などの大都市発着が主流で、地方での設定は初めて。出発の前日の正午まで申し込みを可能とし、ツアーの出発地に向かう直前や到着後でも申し込める余地を設けた。インターネット、各都市のホテル、パンフレットを経由し、2010年3月までに180名の販売をめざす。

 今回の商品は、第2のゴールデンルートといわれる、東京/名古屋/高山/白川郷/京都で、目的地まで自分で移動を希望する客層のニーズに対応する商品として開発。訪日外国人客は今年9月までの累計で24.5%減と減少しているが、同社のJRパスの購入実績は増加していることを受け、自分で移動したい個人旅行客が着実に訪日していると判断した。高山発の白川郷1日ツアーでは、金沢市内の宿泊なしで1万2000円、宿泊つきでは2万2000円。また、金沢市内半日ツアーは大人5000円。