訪日個人旅行者の不便・不満のトップは外国語標識の不足、案内所の不便さも
日本政府観光局(JNTO)は外国人向け総合観光案内所ツーリスト・インフォメーション・センター(TIC)を利用した外国人旅行者を対象に、日本での旅行中に感じた不便・不満についてアンケートを実施した。アンケートは今年1月から7月にかけて実施しており、計456件を集計。TICを訪れる外国人の80%弱はヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアが圧倒的に多く、今回の回答者の89.5%がこの3ヶ国からの旅行者で占めていた。
これによると、最も多かったのは案内板や地図、道路標識など標識の外国語表示の不足(170件)で、観光案内所の場所の不便さ(132件)と続く。また、旅行中の行動として、クレジットカード利用可能なATMの不足、交通機関利用の煩雑さなども上位にランクイン。JNTOでは今回の結果について、日本はまだ安心して不便なく公共機関を利用して一人旅ができる環境にないことを示すものとし、海外での誘致活動ともに、再度訪問したい、友人にもすすめたいと思えるような受け入れ環境の整備が訪日外国人客増加への基礎部分、との認識を示している。
▽訪日外国人が不便や不満を感じた項目上位6
1.標識(案内板、道路標識、地図)での外国語表示の不足/37.3%
2.観光案内所の場所の不便さ/28.9%
3.外国語(特に英語)の通じにくさ/20.0%
4.クレジットカード利用可能なATMの不足等/17.8%
5.交通機関利用の煩雑さ/15.4%
6.市中のゴミ箱やベンチの不足/14.0%
これによると、最も多かったのは案内板や地図、道路標識など標識の外国語表示の不足(170件)で、観光案内所の場所の不便さ(132件)と続く。また、旅行中の行動として、クレジットカード利用可能なATMの不足、交通機関利用の煩雑さなども上位にランクイン。JNTOでは今回の結果について、日本はまだ安心して不便なく公共機関を利用して一人旅ができる環境にないことを示すものとし、海外での誘致活動ともに、再度訪問したい、友人にもすすめたいと思えるような受け入れ環境の整備が訪日外国人客増加への基礎部分、との認識を示している。
▽訪日外国人が不便や不満を感じた項目上位6
1.標識(案内板、道路標識、地図)での外国語表示の不足/37.3%
2.観光案内所の場所の不便さ/28.9%
3.外国語(特に英語)の通じにくさ/20.0%
4.クレジットカード利用可能なATMの不足等/17.8%
5.交通機関利用の煩雑さ/15.4%
6.市中のゴミ箱やベンチの不足/14.0%