アジア太平洋地域、9月の航空旅客需要が回復傾向−IATA調査
国際航空運送協会(IATA)によると、アジア太平洋地域の9月の航空旅客需要が全世界で最も明確な回復傾向を示した。全体での旅客需要は前年比0.3%増とわずかながらプラス成長したが、昨年の9月は2.9%減と低調であったことから、IATAでは「回復と呼ぶには時期尚早」と指摘。季節調整済みの統計値では、今年9月の旅客数は0.3%減少しているという。
これに対して、アジア太平洋地域の旅客需要は、8月が1.6%減であったのに対し9月は2.1%増となった。世界的なトレンドに反して旅客数も8月から約1%増加した。この要因についてIATAでは、政府による緊急経済対策が効果を発揮したこと、金融システムが他地域と比較して強固であること、一般消費者が負債で悩むことが欧米より少ないことの3点を挙げた。
なお、全世界での兆候として、ロードファクターは経済危機前と同水準の77.1%となったが、イールドはエコノミークラスで14%減、プレミアムクラスで18%減となった。
これに対して、アジア太平洋地域の旅客需要は、8月が1.6%減であったのに対し9月は2.1%増となった。世界的なトレンドに反して旅客数も8月から約1%増加した。この要因についてIATAでは、政府による緊急経済対策が効果を発揮したこと、金融システムが他地域と比較して強固であること、一般消費者が負債で悩むことが欧米より少ないことの3点を挙げた。
なお、全世界での兆候として、ロードファクターは経済危機前と同水準の77.1%となったが、イールドはエコノミークラスで14%減、プレミアムクラスで18%減となった。