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全日空、コールセンターを長崎に新設、集約化進める−24時間有人化も視野

  • 2009年10月30日
 全日空(NH)は2011年4月、長崎県長崎市に予約・案内センター業務の新拠点を設立する予定だ。現在は東京、大阪、札幌、福岡の4拠点体制だが、直販の経路としてウェブが伸張するなか、人件費などコストの削減が課題となっていた。このため長崎での新設とあわせて、既存4拠点で廃止や規模の縮小を実施する。330名の従業員が働く大阪は2013年以降に廃止。その他の3拠点は人員削減を進め、東京は530名を半減する。従業員数200名の札幌と220名の福岡は今後詳細を詰める。

 一方、長崎は初年度で120名の体制とし、2017年度には約450名まで拡大する予定だ。こうした取り組みにより、2017年度のコスト削減効果は11億円を見込む。また、サービスの充実を目的に、業務時間の拡大もめざしており、24時間の有人対応も視野に入れているという。