カナダのブリュースター、旅行会社の販売拡大に注力−日本に高い期待
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ハナン氏は、カナダへの日本人訪問者数は減少しているが、経済危機による旅行マインドの冷え込みが薄れてきていることやVWCの重点デスティネーション化、ブリュースターとしての取り組みなどにより、2010年は回復基調を期待。その中で、旅行会社に対しては、「直販の流れもあり、デスティネーションによってはその傾向が強まるかもしれないが、カナダは旅行会社の力が発揮できるデスティネーション」であることを伝えたいという。また、「カナダは潜在的な可能性が高いだけでなく、高収益、高利益を実現できる」ことも訴えたい考えだ。
▽日本語で動画配信、パッケージツアーへのリンクも
バケーション・カナダTVでは、VIA鉄道やカナディアン・ロッキーでのハイキングなどをテーマとした動画を配信。日本語のナレーションを付けることで、抵抗なく利用できるようにしている。消費者も対象にしているが、「動画によって視覚的にカナダの魅力を理解でき、旅行者の決断を後押しできる」ことから「個人的には旅行会社の販売に役立つツール」との認識。また、「旅行者にとってブリュースターの商品であることは意味がない。カナダへの需要を喚起することで、最終的にブリュースターの商品を組み込んだ旅行会社の商品の販売につながることをめざしている」といい、動画のテーマに関連したパッケージツアーへのリンクを掲載し、販売に結びつくように工夫している。
▽バケーション・カナダTV
http://jp.vacationscanada.tv/