「KNT北海道」「KNT九州」設立へ−団体旅行事業分社化、地域密着営業を展開
近畿日本ツーリスト(KNT)は11月16日、完全子会社「近畿日本ツーリスト北海道」と「近畿日本ツーリスト九州」を新たに設立する。これは8月に発表した中期経営計画の修正の中で掲げていたもので、KNTのそれぞれの地域での団体旅行事業を承継。KNTの強みである地域に密着した営業を展開し、教育市場やコンベンション市場への取り組みを強化する。また、事業環境の変化に迅速に対応することで、競争力の維持と強化をはかる。
団体旅行は、2008年1月の組織再編後、全国横断型の組織として情報やノウハウを共有化することで顧客の開発や利益の向上を進めてきた。今回の分社化では、それぞれの地域に密着した営業を実施するが、全国横断型組織のメリットを最大限に活用するため、KNT本体との密接な連携を重視する。
両地域の団体旅行事業は、2008年12月期で北海道が8億2300万円で全体の1.1%、九州が10億7200万円で1.5%。KNT経営戦略本部部長の加藤真人氏によると、新会社の経営計画は今後策定する予定だ。
新会社の代表取締役社長は、北海道地区で営業本部長を務める佐藤誠之氏と、同じく九州の営業本部長である小島卓也氏が就任する予定。資本金はいずれも1億円で、純資産2億円、総資産2億円も共通。従業員は北海道が100名、九州が120名程度の見込みだ。
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