デルタ航空、国際線ネットワークを強化−NW統合やAF/KL提携で可能に

  • 2009年10月22日
 デルタ航空(DL)は、2010年夏期スケジュールで国際線を強化する。関空/シアトル線の就航や成田線での増便を実施するなど太平洋路線を拡充する(関連記事)ほか、大西洋路線、アフリカ路線でも新路線の設定や座席供給量増加を実施する計画だ。DLによると、米国西海岸でのアラスカ航空(AS)グループとの提携関係強化、大西洋路線でのエールフランス航空(AF)/KLMオランダ航空(KL)との共同事業、ノースウエスト航空(NW)との合併による保有機材の多様化により、17都市で運航便を拡大する。

 太平洋路線では、成田と関空以外に、デトロイトから香港と仁川への直行便をそれぞれ週5便で新設し、6月から運航を開始。デトロイト/上海線も増便する。また、シアトル/北京線も新たに就航する。

 大西洋路線では、ニューヨークからコペンハーゲンとストックホルムに路線を設定。また、ニューヨーク/テルアビブ線で機材の大型化、シアトル/アムステルダム線の増便も実施する計画だ。AF/KLとの共同事業の拡大により、米国/欧州間の路線は2010年に毎日100便程度となるといい、夏期スケジュールで全体西洋路線の市場に占める割合も25%に達する見込みという。

 このほか、アフリカ路線では、アトランタ/アクラ(ガーナ)線とニューヨーク/アブジャ(ナイジェリア)線に就航する予定だ。


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