HIS澤田会長、イタリアへの貢献で表彰−「アジアからの送客増加めざす」

表彰式で挨拶に立ったイタリア政府観光局(ENIT)日本・アジア・オセアニア支局長のエンリコ・マルティーニ氏は、「HISは2004年から2008年にかけて毎年4万人以上をイタリアに送客して頂いている」と紹介。その上で、「HISのダイナミックで革新的なサービスや消費者への安心感など、旅行業界における位置付けを考えれば受賞は当然」と賞賛した。また、イタリア公使のアルフレード・マリア・ドゥランテ・マンゴーニ氏も、「観光は偉大な人的交流であり、観光地を日本人が訪れることは、文化を含めたイタリアのすべての理解につながる。HISの受賞は非常に喜ばしいこと」と述べた。
こうした祝辞に対して澤田氏は、「現在HISでは、ヨーロッパの中でイタリアが最も送客数が多い」と語り、その理由として歴史遺産や文化、食事などの魅力が高いためと説明。その上で、HISが全世界1000店舗の展開をめざしていることを紹介し、海外市場からの送客を拡大したいと挨拶。海外からの送客を進めることで、「5年ほどで現在の5倍の人数は送れる」とさらなる貢献を誓った。
▽関連記事
◆HIS澤田会長、海外拠点の取扱額3.5兆円めざす−「5年から10年で」(2009/09/30)