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世界旅行博2009、来場者数が11万人超で過去最高に−潜在需要の表れか

 JATA世界旅行博2009が9月18日から20日の日程で開催された。来場者数は業界・メディア関係者対象の18日を含めて前年比1.3%増の11万784人と11万人台を突破し、過去最高を記録。出展者数も151の国・地域と過去最高で、日本旅行業協会(JATA)事務局長の奥山隆哉氏は「海外旅行へのニーズが強いことの表れ」と手応えを語る。会場では、景気後退や円高の影響からかブースの規模を縮小する観光局が見受けられたものの、今回の特集地域であるアフリカをはじめ多くのブースが設置され、イベントや体験コーナーなどで自国・地域、自社の魅力をアピール。パンフレット配布だけでなく、セミナー形式の情報発信を増やしたブースなど新たな動きもあり、消費者も熱心に情報を収集する姿が見られた。

 奥山氏は、「(来場者数増加に向けて)高校生以下の入場料を無料にするなど色々な仕掛けをし、好天にも恵まれたが、根本的には海外旅行へのニーズの底堅さが如実に表れたと考えている」とコメント。コンビニエンスストアなどでの前売り状況も前年の2倍近い数値で推移していたという。また、「例年、夕方の終了間際は人もまばらになっていくが、今年は19日、20日ともにかなり混みあっていた」と好感触を語る。今回初の取り組みとして、旅行博に初出展となる国や日本に観光局のない国の情報を集める「ミート・ザ・ワールド」のコーナーがあったが、こちらも20日の午前中には用意したパンフレットがなくなったところもあったという。入場者数は下表を参照のこと。

 なお、会場に足を運べなかった方々にも旅行博の雰囲気を味わえるよう、ほんの一部の模様だが下記のフォトレポートにまとめた。下記のタイトルをクリックして参照のこと。


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JATA世界旅行博、151ヶ国・地域をめぐる世界旅行(09.25)