KNT、第2回目のロタ島開発インターンシップ実施−人それぞれのロタを提案

  • 2009年9月25日
 近畿日本ツーリスト(KNT)は2008年度に引き続き、第2回目の早稲田大学商学部宮下ゼミナールのロタ島開発に関わるインターンシップを実施、JATA世界旅行博の会場では実地研修の報告とともにロタ島商品についてプランやテーマを提案した。KNTでは、インターンシップを通じて新たな学生向けツアーの発掘やニューデスティネーションの開発などをねらっている。

 今回のインターンシップでも現地を視察しながらマーケティング活動を実施。こうした活動の中からツアーを企画した。プレゼンテーションではまずロタの7つの楽しみ方と6つの観光スポットを紹介。こうした観光素材を通じて、初海外といったらロタ、家族を連れて行きたくなるロタ、年末年始に行きたくなるロタ、女性の憧れるロタ、夫婦の記念日に行きたくなるロタという5つのプランを提案。ターゲットを具体的に設定し、ハード面をだけでなく現地住民との交流など、ロタの魅力でもあるホスピタリティを組み込んだ商品を企画した。また、人工的に作られたテーマパークやアミューズメント施設がないことから、自分のペースで過ごせると提案、「あなたらしさが、ロタらしさ」というメッセージでロタの魅力を訴えた。

 KNT東日本海外仕入ホリデイ事業部ミクロネシア担当業務課長の村田悟氏は、「商品として伝えるのが難しいホスピタリティをホームビジット、ダンスレッスンなどで取り入れていた」と話し、改めて素材の豊富さを実感したという。前年のプレゼンテーションからは、文化体験などを取り入れており、インターンシップを通じた商品の発展に期待を示した。