グランドハイアット東京、成田空港からヘリコプター送迎サービスを開始

  • 2009年9月18日
 グランドハイアット東京は森ビルシティエアサービスの「成田エアラインコネクションサービス」と提携、成田国際空港から同ホテルまでのハイヤーとヘリコプターによる送迎サービスを開始する。成田エアラインコネクションサービスを宿泊ゲスト専用サービスとして提携するのは、同ホテルが初めて。総支配人のクリストフ・ローヴォ氏は「空港に到着したときの気分“センス・オブ・アライバル”はとても重要。成田からホテル間の所要時間を約40分に短縮したのは革新的サービスだ。現在、1日に平均8人から10人がハイヤーを利用するが、これらの客がヘリコプターサービスに移行することを期待している」と話す。宿泊ゲスト専用の送迎サービスの予約は10月1日から開始する。料金は12月末までのキャンペーン期間中で、スタンダード機が片道3万8000円、往復7万円。エルメス機が片道5万7000円、往復10万5000円。

 成田エアラインコネクションサービスは森ビルシティエアサービスが運航するもので、成田空港から赤坂のアークヒルズへリポートまで、ハイヤーとヘリコプターを使って30分で結ぶ。9月16日からサービスを開始し、同日には歓迎のセレモニーを開催。第1号のゲストとなった外資系化粧品会社勤務のドラ・チョン氏は「渋滞とも無縁で疲れはまったく感じない。ニース、モナコ間をヘリで移動することも多いが、この間の7分のフライトより料金は安い。次回もぜひまた利用したい」と語った。

 成田エアラインコネクションサービスのフライトは、利用の多い時間帯を中心に1日10往復。スタンダード機と、エルメス社とユーロコプターのコラボレーションで誕生したエルメス機の2種を導入し、英語での接客対応を含むクオリティの高いサービスを提供する。森ビルシティエアサービス取締役副社長の礒井純充氏は、「1日90席、年間3万席を用意する。初年度はその3分の1から2分の1の利用ということも考えられるが、まずは不便が解消するという付加価値を意味づけたい。東京を活性化するために、チャンスがあれば他のホテルとも提携していきたい」と意欲を語った。