旅行業倒産件数、8月は3件で5億7300万円−緊急保証制度の効果か
東京商工リサーチ(TSR)によると、2009年8月の旅行業倒産件数は3件(前年:9件)で、負債総額は5億7300万円(前年:12億円)となった。また、宿泊業の倒産件数は7件(前年:17件)で負債総額は23億3000万円(前年:288億6300万円)。倒産件数は旅行業、宿泊業ともに前年に比べて減少し、低水準となっており、TSRでは中小企業庁の緊急保証制度の効果とみている。また、旅行業の倒産は、関西・中国地区の地方が中心であったという。
なお、緊急保証制度は、中小企業庁が昨年10月末に開始したもので、原材料価格や仕入れ価格の高騰を転嫁できない中小企業の資金調達を円滑にすることが目的。対象業種であれば、一般保証と別枠で無担保保証は8000万円まで、普通保証で2億円までの100%保証を利用可能とする。旅行業は昨年11月、対象業種に追加指定された。
なお、緊急保証制度は、中小企業庁が昨年10月末に開始したもので、原材料価格や仕入れ価格の高騰を転嫁できない中小企業の資金調達を円滑にすることが目的。対象業種であれば、一般保証と別枠で無担保保証は8000万円まで、普通保証で2億円までの100%保証を利用可能とする。旅行業は昨年11月、対象業種に追加指定された。