大韓航空、中長距離向け運航機材を刷新、総額2億ドル投じ最新シートを装備

  • 2009年9月8日
 大韓航空(KE)は2009年9月から11年4月まで、中長距離路線を運航する32機の全クラスについて、シートのアップグレードを実施する。これは総額2億ドルをかけて実施するもので、対象はボーイングB777−200型機の9機、B777-300型機の4機、エアバスA330-200型機の3機、A330-300型機16機の全9720席。すでに05年から08年にかけてを第1次計画とし、B747型機と新規に導入するB777の計26機のシートアップグレードを実施していた。

 今回装備するシートは路線によって異なる。長距離路線ではファーストクラスに新シートの「コスモスイート」を、プレステージクラスにはフルフラットになる「プレステージスリーパー」、エコノミークラスは「ニューエコノミー」を設置する。このうち、コスモスイートとニューエコノミーは、今年5月に新規導入したB777-300ERに導入した新シートと同様のものになる。また、中距離路線では、ファーストクラスにフルフラットになる新デザインの「スリーパーシート」を設置。また、プレステージクラスには「プレステージプラスシート」、エコノミークラスには長距離路線と同じニューエコノミーを導入する。

 今後、今年5月に導入したB777-300ER型機をはじめ、20014年までにA380型機やB787型機など計38機の新機材を導入する予定で、これらにも順次、最新シートを装備する。第1次計画と今回の第2次計画などを含め、2014年までに計96機にシートアップグレードを実施する。