日本航空、7月の国際線旅客数が1割減、利用率は改善−中国線プラス成長

  • 2009年9月4日
 日本航空(JL)の2009年7月の国際線旅客数は、前年比9.7%減の97万7936人となった。新型インフルエンザの影響を受けた5月は19.8%減、6月は24.8%減と大幅に前年を割り込んでおり、マイナス幅は縮小している。また、旅客需要を表す有償旅客キロ(RPK)は10.8%減であったが、座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)を12.5%減と絞っていたため、利用率は1.3ポイント改善し71.4%となった。詳細は下表を参照のこと。

 方面別では、中国線の旅客数が前年の不調もあって6.2%増の14万5526人と増加。ASKを4.4%減としていたため、利用率は48.6%であるものの、4.9ポイント増加した。このほか、旅客数の減少が小さかったのはグアムで2.6%減の4万1416人、利用率が最も高かったのは太平洋線で2.5ポイント減の79.0%となった。

 なお、国内線旅客数は8.2%減の327万9717人。ASKを2.5%減としたところRPKは7.5%減となり、利用率は3.2ポイント減の60.1%となった。