ウィラー、訪日拡大の海外代理店は13ヶ国・地域に−台湾はジャルパック現法
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ウィラー・トラベル代表取締役の村瀬茂高氏によると、2008年に取り扱った訪日外国人客は8000人。同社は、政府が訪日外客2000万人を目標に掲げる観光立国政策に連携し、2015年には37万5000人の取り扱いをめざしている。今回の海外代理店の展開もこの一環で、自社サイトを中国語、韓国語、英語に対応したこととあわせて「訪日外国人に買ってもらえる仕組みづくり」と説明。車内でのアナウンスなども外国語に対応する計画で、2010年には販売拡大のためのプロモーションを展開する方針だ。
海外での流通経路は、自社サイトと代理店経由の2通りを用意。代理店経由では、まずは航空券とバスをセットにした販売を想定しているといい、今後は自社が展開するバスとホテルのダイナミックパッケージも代理店が活用できるようにしたい考え。
このほか、村瀬氏は新たな取り組みとして空港からのアクセスを開始する可能性も示唆。「旅行会社だからできるサービス」をしたいといい、例えば飛行機の到着が遅れた場合にも、その便に搭乗する乗車予定客を待って出発するようなサービスを考えているという。具体的に、茨城空港と都心を結ぶ路線の開設も検討中だ。