関西への修学旅行、団体列車再開−東海道新幹線、第1陣969人、7月から9月に71本追加

第1陣で出発するのは、埼玉県と千葉県の計5中学校の計969人。これにあわせ、JR東海は出発前に、関東地区中学校連合出発式および記念品贈呈式を実施。JR東海から生徒へ記念品を贈呈した。会場には各校の旅行を取扱った近畿日本ツーリスト(KNT)やジェイティービー、日本旅行、トップツアーの各社からも同行する担当者のほかに見送りが訪れていた。
▽国内はほとんどが延期、海外は国内への振替も

一方、海外方面では、KNTの若林氏によると、特に夏休み期間の語学研修、ホームステイを中心に中止となるケースが多い。全国修学旅行研究協会の組織部長の金子泰久氏も「軒並みキャンセルが多い」という。金子氏によると、修学旅行は学校の重要な行事であり、事前事後を含め先々から学習をはじめているため、安易な取り消しや行き先の変更は少ないというが、海外修学旅行の場合は国内へのシフトも目立つという。
なお、観光庁によると、6月25日までに修学旅行のキャンセル、または延期を決定した学校数は、国内修学旅行が2307校、海外修学旅行が528校となっている。