エジプト政観、古代以外の幅広い文化・歴史をアピール、多様な客層誘致へ
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「エジプト観光週間」は2009年の「日本におけるエジプト観光振興年」の一環として、6月27日から9月23日までパシフィコ横浜で開催される「海のエジプト展」を記念したイベント。駐日エジプト大使のワリード・マハムード・アブデルナーセル氏によると、2007年度の日本人訪問者数は前年比47%増の約13万人、2008年度は経済危機の影響で全マーケットが厳しい状況になるなか、日本人も約10万8000人と約17%減となった。しかし、「2009年は日本におけるエジプト観光振興年であり、観光促進を目的としたさまざまなイベントがある」とし、同イベントをフックに、日本の外務省、経済産業省、日本旅行業協会(JATA)と協力しながら引き続きエジプトの観光客増をめざしたアピールをしていく考え。
アブデルナーセル氏は、エジプト観光において最も人気があるものとしてエジプトの文化と歴史をあげ、「文化にも古代エジプトやグレコ・ローマン、コプト教、イスラム教など、多様な文化があるとその魅力を紹介。スキューバダイビングやゴルフ、デザートサファリなど、幅広い観光分野をアピールすることで「シニア層、ハネムーン、OL、若年層といったさまざまな客層を誘致していきたい」と今後の方針を語った。
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