求人情報

金子大臣が観光安全宣言、新型インフル理由に自粛の必要なし、安心して旅行を

  • 2009年6月26日
 国土交通大臣・観光立国担当大臣の金子一義氏は6月26日午前、「観光立国担当大臣からのメッセージ〜新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はありません〜」を発表、観光安全宣言をした。国内と海外に発信するもので、「新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はなく」、「平時と同様に安心して旅行していただける」と端的な文言で明確にアピールしている。夏休みの旅行シーズン、さらに7月1日からの中国個人観光ビザの解禁にあわせたタイミングの発表により、旅行の自粛ムードの払拭をはかる。

 国民向けのメッセージでは、5月22日に発表した政府の基本的対処方針として外出や集会、スポーツ大会などの自粛を要請しないとしていることを紹介し、6月25日現在の累計感染者989名のうち約67%の664名が治癒しており、平常を取り戻しつつある状況を付記した上で、「手洗いやうがいの励行、適切な体調管理によって、旅行先で感染する可能性が極めて低くなるものと考えています」と説明。「感染防止の取り組みを個々にとることで、平時と同様に安心して旅行をしていただけるものと認識しております」とし、いつもどおりに旅行を楽しんでもらうことを呼びかけている。

 海外に向けては上記の内容をシンプルにまとめ、各国語に翻訳した上で、日本政府観光局(JNTO)本部、および海外事務所から発信する。海外向けのメッセージは以下の通り。


▽海外における大臣メッセージ(全文)

日本国観光立国大臣からのメッセージ
〜新型インフルエンザを理由に旅行を控える必要はありません〜

 
 今回の新型インフルエンザ(A/H1N1)については、海外における発生当初より、日本国政府全体で様々な対策に全力で取り組んできたところです。既に、我が国では感染者の大部分が治癒しております。

 したがって、新型インフルエンザを理由として旅行を自粛する必要はなく、基本的に感染防止の取り組みを個々に取ることで、平時と同様に安心して旅行いただけるものと認識しております。

 これから旅行シーズンを迎えます。皆様方におかれましては、いつもどおりに日本への旅行をお楽しみ下さい。

2009年6月26日 
日本国観光立国担当大臣 金子一義


▽関連記事
「観光安全宣言」、6月中めざし調整−国内外に安全アピールで需要回復へ(2009/06/25)