5月の出国者数は19%減、SARS以来の落ち込み−訪日外客数も34%減
日本政府観光局(JNTO)によると、2009年5月の日本人出国者数(推計値)は前年比18.6%減の103万2000人となった。2月と3月は3%未満の下げ幅で、4月は2年ぶりにプラス成長を記録していたが、新型インフルエンザの影響で再び2ケタの減少に転じた。この下げ幅は、SARSの影響で22.4%減となった2003年8月以来の落ち込み。ただし、JNTOでは4月からの燃油サーチャージの値下げが海外旅行の経費負担の軽減につながり、円高とともに海外旅行に割安感が出たことは下支えの要因になったと分析している。
訪日外客数は34.0%減の48万6100人で、昨年8月から10ヶ月連続の減少。特に11月以降は2ケタ減が続いている。こちらも新型インフルエンザの影響が色濃く出ており、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の重点市場12ヶ国のうちでも、韓国が48.5%減の11万7900人、台湾が47.9%減の7万300人などと軒並み苦戦。フランスのみ1.1%増の1万3000人とプラス成長しており、JNTOではフランスの主要一般誌や旅行雑誌で日本の観光地などが紹介されたことは需要喚起につながったと見ている。
訪日外客数は34.0%減の48万6100人で、昨年8月から10ヶ月連続の減少。特に11月以降は2ケタ減が続いている。こちらも新型インフルエンザの影響が色濃く出ており、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の重点市場12ヶ国のうちでも、韓国が48.5%減の11万7900人、台湾が47.9%減の7万300人などと軒並み苦戦。フランスのみ1.1%増の1万3000人とプラス成長しており、JNTOではフランスの主要一般誌や旅行雑誌で日本の観光地などが紹介されたことは需要喚起につながったと見ている。