ロイヤル・カリビアン、日本は成長市場−横浜発着クルーズ契機に需要を開拓
ミキ・ツーリストは6月23日に、ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)のプレスインタビューを開催した。このほど初来日したRCI国際営業上級副社長のマイケル・ベイリー氏は、「日本にはクルーズの潜在需要がある。レジェンド・オブ・ザ・シーズの横浜発着クルーズをきっかけに市場を開拓したい」と日本市場の可能性に期待を示した。また、日本のマーケットシェアなど具体的な目標値は示さなかったものの、日本が経済大国であることからも「今後成長する市場だととらえている」と話し、横浜発着クルーズを起爆剤に日本のクルーズマーケットを盛り上げていく。
さらにベイリー氏は、「今回の横浜発着クルーズが成功すれば、配船するブランドの多様化や寄港シーズンの長期化などの可能性もある」と話す。こうしたクルーズ商品の開発には、「その国の政府や自治体の協力が不可欠」とも述べ、シンガポールや香港を始めとするアジア各国では、政府や自治体によるインフラの整備などに協力的であることを紹介。これに関しては、港の開発が単なるクルーズマーケットの開拓にとどまらす、「雇用機会の創出や地元の経済発展に大きく影響している」との考えを示し、今後クルーズマーケットが成長することで旅行業界だけでなくその国の発展につながることを伝えていた。
ミキ・ツーリストによると、横浜発着クルーズの販売は好調に推移、秋頃が販売のピークになると予測している。新たに契約した旅行会社もあり販路が拡大、通常より10倍多い約20万部のパンフレットを作成して今後の販売にさらに注力していく。
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