ロイヤル・カリビアン、日本は成長市場−横浜発着クルーズ契機に需要を開拓

さらにベイリー氏は、「今回の横浜発着クルーズが成功すれば、配船するブランドの多様化や寄港シーズンの長期化などの可能性もある」と話す。こうしたクルーズ商品の開発には、「その国の政府や自治体の協力が不可欠」とも述べ、シンガポールや香港を始めとするアジア各国では、政府や自治体によるインフラの整備などに協力的であることを紹介。これに関しては、港の開発が単なるクルーズマーケットの開拓にとどまらす、「雇用機会の創出や地元の経済発展に大きく影響している」との考えを示し、今後クルーズマーケットが成長することで旅行業界だけでなくその国の発展につながることを伝えていた。
ミキ・ツーリストによると、横浜発着クルーズの販売は好調に推移、秋頃が販売のピークになると予測している。新たに契約した旅行会社もあり販路が拡大、通常より10倍多い約20万部のパンフレットを作成して今後の販売にさらに注力していく。
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