ラスベガス、「エンターテイメントの首都」で需要喚起−9月に具体策発表
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「エンターテイメント」の需要については、現在でも日本人旅行者の観光消費額の半分はゲームやカジノ以外の目的で、今後も拡大の余地はあると分析。また、ビジネス需要は景気後退などの影響で落ちており、レジャー需要よりも回復が遅いと見るものの、全体の2割弱を占めるセグメントであり、引き続き重視。一度ビジネス需要で訪問した人に対して家族での再訪も期待したいという。
このほか、日本市場での具体的な活動方針は、日本事務所の新体制が7月に固まり次第策定する予定。9月のJATA世界旅行博にはブースを出展する予定で、この際に詳細を説明したい考えだ。
なお、ソーヤー氏の来日に会わせ、ウィン/アンコール・ラスベガス・セールスマネージャーのティファニー・メジャーズ氏と、ベラージオ・セールスマネージャーのイングリッド・ニューマン氏も来日した。ウィン・リゾートでは、昨年12月にアンコール・ラスベガスが開業。2034室の客室はすべてスイートで、飲食施設はレストランは5ヶ所、バーとラウンジが7ヶ所を備える。宴会場施設も約6万平方フィート(約5570平方メートル)あり、さらにウィン・ラスベガスの宴会場施設とつなげることが可能という。
ベラージオでは、今年12月にMGMミラージュなどが開発を進める「シティ・センター」が完成する予定。ここには4004室の客室を有するカジノ付きのアリアや、ラスベガス初のマンダリン・オリエンタル・ホテルなど複数のホテルが開業する計画だ。