日本航空、成田・関空路線を一部減便−アジア8路線、座席供給量は3.6%減
今回減便を決めた路線は中国や韓国、インドなどアジアの8路線で、同路線の座席供給量をあらわす有償旅客キロ(ASK)は、当初計画から3.6%減となる。減便の対象となった便を予約済みの旅客に対しては、他の時間帯か他の曜日のJL便を代替として案内する方針。JL広報部によると、コスト削減分から収入減少分を引くと、減便により19億円の改善効果を見込む。アジア以外の路線については、「今後も検討していく」という。
国交省の措置は、需要低迷によって航空会社の経営が圧迫されることに配慮し、減便や運休をしやすくしたもの。全日空(NH)は具体的な決定事項はないものの「有効に活用する考えはある」といい、他の航空会社でも同様の動きが出る可能性がある。
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