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名鉄観光、インバウンド専任部署を設置−全社で訪日旅行の販売拡大めざす

  • 2009年6月4日
 名鉄観光は4月1日、市場開発部内にインバウンド室を立ち上げたとともに全社で訪日旅行需要の取り込みを強化していく。2009年度から開始した中期経営計画では、インバウンド事業の強化を掲げており、これまでおこなっていた分科会では訪日旅行に関する情報の一元化や共有化できる専任部署の設置を求める意見が挙がっていた。これまでは、名古屋、東京、大阪の専任スタッフが独自で展開していた。

 まずは、台湾FIT顧客をターゲットとした中部空港利用の訪日旅行を企画、販売。今後は、上海事務所を活用し中国および、香港などの取扱を始めるとともに海外旅行部との連携を強化し、イン/アウトの相互取引に向けて積極的に展開させていく予定だ。また、ターゲットとしては富裕層を対象に、産業観光に重点をおいた企画などで他社との差別化をはかる。価格競争ではなく、日本の製造業の技術力を学ぶとともに、視察や教育関連、エコ・グリーンツーリズムなどの分野で顧客開拓をめざす。