3月の出国者数は3%減、燃油値下げの4月にシフトか−訪日は22%減
日本政府観光局(JNTO)によると、2009年3月の日本人出国者数(推計値)は前年比3.2%減の140万9000人となり、23ヶ月連続で前年を割った。JNTOでは、景気後退による海外旅行手控えの影響のほか、燃油サーチャージが4月発券分から値下げされることから、需要が4月以降にシフトした可能性もあると分析している。また、3月23日に発生した成田空港の滑走路閉鎖による欠航便の発生も影響したと見ている。
一方、訪日外客数(推計値)は22.2%減の56万8900人と大きく減少。世界的な経済危機の影響や円高、成田空港の滑走路閉鎖などが要因と考えられ、昨年8月から8ヶ月連続のマイナス成長となった。特に11月以降は2ケタの減少が続いている。
重点市場別では、中国をのぞく11市場で前年割れ。最大の市場である韓国は42.2%減の10万8400人となり、台湾は21.5%減の7万5400人、香港は37.8%減の3万500人などとなった。欧米では、アメリカが21.1%減の6万4900人、イギリスが17.9%減の1万8800人などであった。唯一前年を上回った中国は11.3%増の10万1100人。中国政府の景気刺激策による株価上昇で旅行意欲が刺激されたことや、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の広告宣伝が奏功したとの分析だ。なお、このほかフランスは1.1%減の1万2200人と比較的堅調に推移した。
一方、訪日外客数(推計値)は22.2%減の56万8900人と大きく減少。世界的な経済危機の影響や円高、成田空港の滑走路閉鎖などが要因と考えられ、昨年8月から8ヶ月連続のマイナス成長となった。特に11月以降は2ケタの減少が続いている。
重点市場別では、中国をのぞく11市場で前年割れ。最大の市場である韓国は42.2%減の10万8400人となり、台湾は21.5%減の7万5400人、香港は37.8%減の3万500人などとなった。欧米では、アメリカが21.1%減の6万4900人、イギリスが17.9%減の1万8800人などであった。唯一前年を上回った中国は11.3%増の10万1100人。中国政府の景気刺激策による株価上昇で旅行意欲が刺激されたことや、ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)の広告宣伝が奏功したとの分析だ。なお、このほかフランスは1.1%減の1万2200人と比較的堅調に推移した。