主要旅行会社、2月の海外旅行取扱額は17%減−パッケージ販売人数は増加

  • 2009年4月13日
 観光庁がとりまとめた主要旅行会社の2月の旅行取扱状況によると、総取扱額は前年比14.3%減の4228億507万3000円となった。このうち、海外旅行は17.0%減の1626億2829万3000円、国内旅行は12.5%減の2580億9068万円、外国人旅行は18.5%減の20億8610万円であった。海外旅行の募集型企画旅行は、取扱人数は6.2%増の42万3110人となったものの、取扱額は12.2%減の525億4221万2000円となった。単価は17.3%減の12万4000円で、近場の韓国やグアムが人気であることのほか、燃油サーチャージの下落や各社が上期商品の価格を値下げしたことも要因と考えられる。

 海外旅行の取扱額が前年を上回った会社は7社で、最も伸び率が高かったのは沖縄ツーリストの26.1%増(1億3634万6000円)。取扱額が100億円を超える規模の会社では、エイチ・アイ・エス(HIS)のみ2.4%増(255億9609万4000円)となった。逆に、近畿日本ツーリスト(KNT)とJTB首都圏、日本旅行は100億円を割り込んだ。また、内外航空サービスや日立トラベルビューロー、日新航空サービス、郵船トラベルなど業務渡航を得意とする会社では30%以上取扱額を減らす会社もあった。

 このほかの詳細なデータは、下記リンクのエクセルファイルを参照のこと。


▽主要旅行会社取扱額、2009年2月分
エクセルファイル